海洋資源開発
世界人口の急激な増加と新興国の台頭に歩調を合わせ、近年、食糧資源や水資源を含む世界のエネルギー需要が
飛躍的に増加しています。
また、資源保有国による資源開発事業の国有化と外国資本への規制強化等の結果、海外の主要な資源法人は海底ガス田・油田開発をフロンティアと定め、海底での資源開発に力を注いでいます。
これらの開発においては、人員の安全確保や高額な船舶・機器の損傷回避、経済効率性の追求、そして環境評価を目的とした高精度な海況予測が必要とされています。
当社は、アジア圏で唯一、大水深における高度な海流予測を提供可能な民間法人として、現在、主に欧米諸国による資源開発事業の遂行に協力しています。
世界中の海底下には膨大な天然資源が眠っています。近年の海洋調査により、インド洋にも相当の海底資源が賦存していることが判明しました。
しかし、外洋における掘削事業は、コスト、政治情勢、多様に変化する波浪や気象といった要素に大きな影響を受けます。当社はアフリカ大陸沖においてＦＩＯ海洋予測モデルをベースとしたコンサルティングサービスを継続的に実施しています。下記は、インド洋におけるガスハイドレードの掘削海域におけるFIOモデルに よるモデル計算結果(広域)の一例です。ここでは、モンスーンによる強風の影響で複雑な様相を呈するベンガル湾の海況変化を的確に再現しています。
FIOによる出力結果は、実際の観測結果との検証により精度が担保されています。
下記は、東インド洋に繋留されているTRITON buoyによる観測結果と比較検証したFIOの再現性を示しています。
当社は週単位、もしくはそれ以上の時間軸において正確に海況の変化を予測し、安全な操業を実現するための各種の協力が可能です。
英国の資源開発法人Woodside Energy社 の掘削担当責任者より次のような賛辞をいただきました。
「FOP’s current forecasts were too good to be true and we were not hesitate to take operational decisions based on FOP’s information」
当社は、海底開発における我が国初の情報コンサルティング法人として、今後とも積極的な事業展開を推進いたします。
